配線ダクトを使用する場合の注意

配線ダクトを使用する場合にはその接続機器の電源容量に十分に配慮することが必要です。

基本的に配線ダクトの接続を行う場合には機器の利用できる台数が決められており、また最大定格電流も定められていることからこれを超えて使用すると様々なトラブルを招いてしまうことになるので注意をしなければなりません。一般的に家庭で利用できる配線ダクトは照明器具に利用するものが主流となっています。これは照明器具は比較的使用電力が小さく複数台数を接続しても大電流が流れる恐れが少ないためです。

照明器具の接続部分は一般の電化製品とは異なる形状となっているため、一般の電化製品を接続しようとしても接続できない構造となっていることから使用できない可能性が高いため安全性が確保されています。しかし中には一般の電化製品を配線ダクトの方式で接続しようとする場合も少なくありません。また、このような構造となっている配線ダクトも市販されていますが、この場合には定格値を超えない範囲で接続機器を制限することが安全上非常に重要な要素となります。電化製品に使用する場合には様々な条件を十分に確認した上で利用しなければなりません。

一般的によく利用される複数の電化製品を接続できるものとしてテーブルタップがありますが、テーブルタップも最大定格電流が決められており、これを超えないように利用しないと発火などの恐れがあるため十分に注意することが求められています。同様に十分な注意をして利用することが大切となるのです。