lanケーブルに使われているUTPケーブル

lanケーブルにはさまざまな種類のケーブルがあります。

信号をやり取りするために受信用と送信用の対になっている必要があります。古くから使われているものは同軸ケーブルと呼ばれているもので、文字通り芯線とシールド線が同軸で1本になっていて送受信が可能です。この方式は10Mbps程度の通信環境では利用できましたが、限界があり新しい方式のケーブルと切り替わりました。それがUTPケーブルで、アンシールデット・ツイステッド・ペアの意味のケーブルです。シールドされていない複数のより対線がそれぞれ送受信に使われています。

より対線は電流の流れによって発生する磁気を打ち消す作用があり、ノイズの軽減に効果が期待されます。UTPは多くのlanケーブルに使われていますが、シールドがないことで軽く曲げやすいと言うメリットがあります。設置場所に合わせて配線しなければならない時に曲げやすいことは重要な特徴です。また、複数のlanケーブルを配線しなければならない時には重量も注意なければいけません。

ケーブルラックが重さに耐えられず落下したなどと言うトラブルが発生することもあります。UTPを使うときの注意点は、シールドがないのでノイズを受けやすいと言うことです。信号線から発生する程度の電磁波では問題ありませんが、電力線から発生するぐらいの強度になると影響を受ける恐れが高くなります。配線の時には電源につながる配線とは分けて設置するようにしましょう。

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